「私の3つの捧げもの」 - Meus três presentes-
聖書朗読 Leitura Biblica
・旧約 イザヤ Is 60:1-6a(AT p.1159)
・使徒 エフェソ Ef 3:1-12(NT p.354)
・新約 マタイ Mateus 2:1-12(NT p.2)
導入
クリスマスは、12月24日にプレゼントを交換したり、子ども達は25日の朝にプレゼントをもらうのが楽しみですね。ところが、スペインでは1月6日のLos 3 Reyes Magosの日(3賢者の日)です。良い子にしていた子には贈り物、悪い子だったら炭が置いてあるだけ。年末のスペインに行って「炭」の形をした砂糖菓子が沢山屋台やスーパーで売られているのを見ました。ところで、スペインに住んでいる日本人のクリスマスは?と聞いてみると、「うちの子は12月25日と1月6日の両方にもらえるので大喜びなんです」ということでした。
聖書に聞く
今日は、この東方の博士たちがキリストのところに来て、黄金、乳香、没薬をささげた物語です。聖書の記述以外に伝説などで諸説ありますが、贈り物の数から3人ということになり、東方の博士、あるいは占星術師とも。学者の知識をもってして、星に導かれて、救い主を探し当てた。旧約聖書に通じていた人たちもそれを知ることはできなかったのに。7世紀頃からメルキオール、バルタザール、カスパールという名前まで付けられ、老人の姿の賢者、青年の姿の賢者、壮年の姿の賢者、老人の姿の賢者としても描かれ、また、白人、黄色人、黒色人としても描かれることもあります。全人類の、全世代が救い主に出会うということをも象徴しています。彼らの贈り物は、それぞれ、黄金-王権の象徴、乳香-神性の象徴と没薬-将来の受難である死の象徴とも言われますが、天文学者、占星術者が、そのための道具すべてを捧げたという理解もあります。今までの常識や、自分の知識、すべてを捧げたとも。
振り返り
クリスマスは、プレゼントをもらう日? プレゼントをあげる日でしょうか? クリスマスそのものが、地上に生まれ、命を捨てていかれるキリストを下さった程の愛の神様のプレゼントです。私の神様への、3つのプレゼントは何でしょうか?考えてみました。博士達のように、今までの自分の常識をかなぐり捨てる。自分中心の生活という一番大切な物を神様にお返しする。それが私の2つ。さて、もう一つは? 良いことを精一杯お献げするだけでなくて、自分の持っている一番厄介な物、心配ごともすべて神様にお返しすること。これが、3つ目のプレゼントでよいのではないでしょうか。捧げものとして。
奨め
キリストに捧げる。今までの自分を、預けるという生活をしていきましょう。キリスト教は、一生懸命信じるのではなくて、神様に、キリストに、お任せして、その生き方をさせていただく歩みを始めること。それが既に、信仰をもっているということ。神様は、必ず、守って下さる。大きな祝福を下さいます。今年一年、希望と、祝福を頂く年としていきましょう。其々の人生の歩みに、神様の祝福をお祈りします。
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