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2010年1月30日土曜日

「辛いという字に一足すと…」- Se você colocar “1” para palavra “infeliz”-

聖書
第一日課 エレミヤ書17章5節~8節 (旧 p. 1208)
第二日課 コリントの信徒への手紙Ⅰ12章27節~13章13節 (新 p. 316)
福音書 ルカによる福音書6章17節~26節 (新 p. 112)

説教題「辛いという字に一足すと…」- Se você colocar “1” para palavra “infeliz”-

導入
今 日の聖書は、山上の垂訓、または平地の説教と呼ばれるところ。「幸いなるかな、…の人」という話が八つマタイで語られていて、「八福教会」「山上の垂訓教 会」という教会がガリラヤ湖畔の丘の上に建てられています。ルカの福音書の記事では、4つの幸いな人、4つの不幸な人が語られています。今日は、何が幸せ か、何が不幸か?について、聖書から学んでいきましょう。

聖書に聞く
聖書を読んでいくと、イエスさまのお話で、幸いな人は次のような人たちでした。貧しい人、飢えている人、泣いている人、憎まれる時です。それに対して、不幸だとされる人は次のような人たちです。富んでいる人、満腹している人、笑っている人、ほめられる時です。
これらは、私たちの常識とは違います。むしろ正反対です。聖書をどうとらえてよいか、悩むところですね。

振り返り
私 たちは、普通、何を幸せと思い期待し、何を不幸と思い避けようとするでしょうか。八福教会のことから、日本の「七福神」を思い出しました。各地に七福神を 祀ってある神社やお寺があり、それらを巡りお参りをすると、ご利益があり幸せになれると、信じられています。では、その七福神がもたらす7つの幸せとは、 どんなことでしょうか。
少し調べてみました。弁財天が愛敬、大黒天が富財、毘沙門天が威光、寿老人が長寿、布袋尊が大量、恵比寿が正直、福 禄寿が人望のご利益があるとか。また、別の街ではそれぞれ、商売繁盛、幸福と財宝招来、音楽と財宝利得、幸福と長寿、長寿、財宝、福徳円満の神と言われて います。他には、達磨大使(七転び八起き)を入れて八福神のところもあるそうです。
人々が何を幸せとして求めているかがよくわかります。七福神の日本の信仰は、人々が欲しがるものです。しかし、聖書は、普通に求めるものと、正反対のものを提示しています。一見不幸な物、これを「幸い」と説くイエス様のその真意は何でしょう?
そ の答えは、今日の旧約聖書読むと、神様の声が聞こえてくるのです。「呪われよ、人間に信頼し、肉なる者を頼みとし、その心が主を離れ去っている人は。祝福 されよ、主に信頼する人は。主がその人のよりどころとなられる。」とあります。鍵は、人や自分に信頼するか、神に信頼するかということです。

奨め
「辛いという字に、一文字足すと 幸せ もうひと踏ん張り」という文章が書かれた飾りを日本から持ってきました。「もうちょっと頑張ろうか」と思わされるほほえましい飾りです。
し かし、聖書は、そこでもうひと頑張りを迫っているのではありません。この人「一文字」が、「もうひと頑張り」ではなくて、「神様 という一文字」になる時 に、私たちに、本当の幸せが来るに違いないのです。何よりも、神様を信じて、従い、任せること。苦しさや迷いや、困難が私たちの人生にはある。それを追い 払うのが目的ではなくて、その時にも、神様を見つめて生きるときに、本当の幸せが見えてくる。何が大切で、何がうつろな物かが、見えてくる。
そして、その後に、神様は祝福し、道を開いても下さる。辛い時に、どんな一文字をつけたすかで、私たちの人生は変わるのです。
「もうひと頑張りの」もよいが、「神様を一番にする」をつけたす生活に、イエスさまは招いていらっしゃるのでした。そして、隣人にも、愛の言葉を、奉仕を進めておられます。神様と共に歩みましょう。



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私たちの教会について

「教会といっても色々あるようで、よく分からないなぁ。変なとこじゃないといいけど・・・」とよく聞きます。私(牧師)も昔そうでした。そこで、簡単に説明します。(igrejaluteranajaponesa@gmail.com)

 ブラジル福音ルーテル教会(IECLB)は、宗教改革者マルティン・ルターの流れを汲む、歴史のあるプロテスタント・キリスト教会です。 世界ではルーテル世界連盟(LWF)を組織し、世界最大のプロテスタント教会グループとして、世界各地で伝道・奉仕・教育に携わっています。LWFの社会奉仕部門のほか、ACTを通じた難民や被災者の緊急支援、開発事情では世界で定評があります。
 ブラジルでは、多数の日系人や駐在の日本人の方々のために、1965年から日本人牧師が宣教師として派遣されています。
 教会では、日本語での礼拝やメンバー同士の交流に加え、ブラジルでの社会奉仕の働きにも取り組んでいます。ポルトガル語での礼拝も始めました。

 日本語の礼拝、ポルトガル語の礼拝に参加したい方、牧師に相談がある方、楽しい食事やお茶をしながら、わいわいと情報交換をしたい方、日本のことをもっと知りたい日系人の方、駐在や引越しでブラジルへ来てもっといろいろな情報や人脈がほしい方、どなたでも、お気軽においでください。

 教会では、日本語によるパソコン相談教室や、日本語教室も始め、地域の皆さんにも喜んでいただいています。

 まずは、メイルをいただくか、日曜日の礼拝に来てみてください。牧師が丁寧に紹介や説明をいたします。
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