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2010年1月10日日曜日

洗礼による生まれ変わり - Renascido pelo Baptismo- 

聖書朗読     Leitura Biblica
・旧約    イザヤ書 Is     42:1-7(AT p.1128)
・使徒    使徒言行録 Atos    10:34-38(NT p.233)
・新約    ルカによる福音書 Lucas    3:15-22(NT p.2)


説教題:「洗礼による生まれ変わり  - Renascido pelo Baptismo- 」

導入 先週は雨どいの修理と、裏の水道の修理をしました。何度も、お店と教会の間を行き来しました。修理中に水をかぶってしまって、頭からびしょ濡れになったりもしました。先週は水との格闘の一週間でした。

聖書に聞く
今日の聖書は、イエスさまが洗礼を受けられる時のお話です。罪びとではないので、「罪の許しのための洗礼」は受ける必要がありませんが、イエスさまも罪 びとの列の中に並び、洗礼者ヨハネから洗礼を受けられました。これは、「神様が天の高くにいらして、人々が熱心な信心をして、神様に救っていただく」とい う構図とは、正反対の構図です。

振り返り
「水に流す」という言葉が日本語にあります。「過去のいざこざなどを、すべて無かったことにすること」という説明が辞書にはあります。日本人の文化の良 さや悪さを考えさせられる言葉でもあります。みそぎをして、身も心も清めて、新しい出発をする。そんな感じでしょうか。しかし、うやむやにしてしまい、根 本的な解決はしていない、ということもあるでしょう。キリスト教の洗礼も、そのような物でしょうか? 水に流して、清めて頂く、ということでしょうか?  いえ、そうではありません。洗礼は、「水で一度死ぬ」ことを意味しています。人々の世が罪に満ちた時に、神様は世界を滅ぼそうとされました。そして、洪水 を起こしたのです、ノアの時に。私たちも、洗礼の水によって、一度おぼれ死んで、キリスト共に甦る体験をすることが必要なのです。今までの自分を、神様 に、あるいは人に「水に流してもらう」のではなくて、いちど、死んでしまうこと。今までの自分が消えてしまうこと。それが大切です。

奨め
洗礼式の式文の、洗礼式のための特別の祈りを読むと、その意味深さをさらに知ることが出来ます。ノアの時の洪水で罪人はことごとく滅ぼし罪を終わらせ、 信仰深いノアとその家族に新しい祝福をおあたえになったこと。エジプトから解放されて約束の地カナンに帰る時に紅海の海を割ってその中を歩み自由な新しい 人生を歩み始めたこと。ヨハネからイエスが洗礼をうけたときに、聖霊を受けられたこと。イエスの十字架の死そのものが死の洗礼と理解されていること、そし て復活によって永遠の命のみちを開かれたこと。そして、キリストご自身が、弟子たちに全世界に出て行ってすべての人に洗礼を授けよ、と命令し、それを教会 に託されたこと。洗礼をお受けになった方は、もう一度そのことをかみしめましょう。まだお受けになっていない方は、いつでも新しい人生を歩み始めることが できるように、神様に招かれています。今までの自分の心の中を見れば、醜いことやだめなことばかりの「罪びと」で、ノアの時に生きていたら、きっと滅ぼさ れる側にいただろうと思うことがあります。そんな自分を、一度きっぱり捨ててしまって、神様と共に、新しい生き方を始めましょう。人間同士で「水に流す」 ことではありません。すべてを神様にお任せして、信仰と希望を持って、一緒に歩んでいきましょう。皆さん一人ひとりの人生に、神様の守りと導きがあります ように。

祈り

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私たちの教会について

「教会といっても色々あるようで、よく分からないなぁ。変なとこじゃないといいけど・・・」とよく聞きます。私(牧師)も昔そうでした。そこで、簡単に説明します。(igrejaluteranajaponesa@gmail.com)

 ブラジル福音ルーテル教会(IECLB)は、宗教改革者マルティン・ルターの流れを汲む、歴史のあるプロテスタント・キリスト教会です。 世界ではルーテル世界連盟(LWF)を組織し、世界最大のプロテスタント教会グループとして、世界各地で伝道・奉仕・教育に携わっています。LWFの社会奉仕部門のほか、ACTを通じた難民や被災者の緊急支援、開発事情では世界で定評があります。
 ブラジルでは、多数の日系人や駐在の日本人の方々のために、1965年から日本人牧師が宣教師として派遣されています。
 教会では、日本語での礼拝やメンバー同士の交流に加え、ブラジルでの社会奉仕の働きにも取り組んでいます。ポルトガル語での礼拝も始めました。

 日本語の礼拝、ポルトガル語の礼拝に参加したい方、牧師に相談がある方、楽しい食事やお茶をしながら、わいわいと情報交換をしたい方、日本のことをもっと知りたい日系人の方、駐在や引越しでブラジルへ来てもっといろいろな情報や人脈がほしい方、どなたでも、お気軽においでください。

 教会では、日本語によるパソコン相談教室や、日本語教室も始め、地域の皆さんにも喜んでいただいています。

 まずは、メイルをいただくか、日曜日の礼拝に来てみてください。牧師が丁寧に紹介や説明をいたします。
 ブラジル4年生?の牧師の日常生活を気ままに綴ったブログもご覧ください。

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